生き物観察会2011

2011年08月17日

今年で3回目を迎える生き物観察会。
8月13日、今回は北山田周辺で行われました。

川に入り、魚を捕ることも少なくなった子供たちにとっては
年に1回の体験とも言えます。

主催は島町土地改良区。
「生物多様性対応基盤整備促進パイロット事業」という長ったらしい
名前の事業の一環として行われています。
事業の内容は兎も角、島町に住む貴重な生物を通して
豊かな自然を肌で感じ、保全・継承していくことは
次世代に受継ぐ一つの使命とも言えます。

お世話になったのは「ぼてじゃこトラスト」の武田先生とそのお仲間。
27名の参加者は2班に分れ、北山田下手の水路に入り観察会の開始です。
生き物観察会2011

側壁近くの流れが緩やかな所や石の下を探ります。
生き物観察会2011

毎年参加しているのかな?慣れた手つき。
網を固定して、足で生き物を誘い出します。
生き物観察会2011

さて網の中には・・・早速サワガニを捕獲。
生き物観察会2011
他にヨシノボリ、ドンコ、ホトケドジョウ、ヤゴ、ドジョウの類など等。

昨年までの場所とは明らかに違う生物が見られます。
「えェ~こんな所にも・・・」
バスの子供もここまで上がって来てました。

そんな中で捕れた生き物を紹介。
大きなドンコです。
生き物観察会2011

そしてまた新しい生き物の存在を確認。
絶滅危惧種に入っている「ウツセミカジカ」です。
事前の調査で武田先生が見つけられました。
生き物観察会2011
写真では上手く写っていませんが
頭が少し尖がっていて、可愛い顔をしています。

お盆の時期、生き物の殺生を良くないということで
確認した後は元に戻し、珍しい物を持ち帰り、自治会館で勉強会を行いました。
生き物観察会2011

自分の住んでいる場所で当たり前のように思っていた魚が
こんなに貴重とは。
話が進むにつれ、子供たちも真剣な眼差しに
生き物観察会2011

武田先生は「島町は希少生物にとって大切な場所。これからも町ぐるみで保全して欲しい」
「私にとっても大好きな所です」
と仰っていました。
最後に先生からの提言です。
生き物観察会2011

生き物観察会2011

今年度から北山田周辺の生物多様性を見据えた実施設計が始まります。
今回も担当される設計事務所・県からも参加していただき
現状について再確認が行われました。
また、今後町民とのヒヤリングも含め、色々な提案がなされて来るようです。

過去の事例から町民不在の計画はどこも失敗に終わっています。
この場所で何らかの生産を生んでこそ、環境は守られていくと考えます。
基本は「地域民が関われる環境整備」と言えるのではないでしょうか。

「ここの生き物は、自分たちだけでは生きていけない」
この言葉が印象的な観察会でした。



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Posted by 箱庭の里 at 15:44 │Comments( 1 ) ゆりかご水田
この記事へのコメント
素晴らしい取り組みですね。

子どもたちが、きっと、この取り組みを大切に覚えてくれて、大人になったら、次の世代の子どもたちに、自分の子ども時代に大人たちがしてくれたことの“お返し”をして伝えてくれる、と思います。

こういったとの“順繰り”が、諸外国から尊敬される日本人の気質を造っていくのだと思います。ご苦労様です!!(*^_^*)
Posted by 夢想花夢想花 at 2011年08月25日 02:31
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